色を数で表す
色を数で表す
概要
コンピュータは絵や写真などを数字で記録します。この章ではどのように記録されるかを見て行きます。
教科学習との関連
- [図形]いろいろな図形。
- [数と計算]座標の考え方は小学校での学習指導要領には対応しませんが、小学校1年での「何番目」の発展として考えることもできます。しかし、10を超える足し算が必要になるので、小2以降が無難かもしれません。
- [数量関係(中)]座標は中1で学びます。しかし、このような扱いなら気軽に素地指導として、もっと低学年の子どもに扱わせることができるでしょう。
技能
- Counting 数を数える。
- Graphing 平面を格子状の微小部分に分け、絵を表現する。
年齢
・7 歳以上
教材
- OHPの原本から作られた数字による色のOHPシート。 PDF
- 日本で作成したワークシート
- 富士通キッズイベント2008よりPDF
色を数で表す
問いかけの例
- ファクシミリ(FAX)は何をするための機械でしょう ?
- コンピュータはどうやって画像を保存しているのでしょう?(絵を描くプログラム、グラ
フィックスを使ったゲーム、マルチメディアシステム) - 数しか扱えないコンピュータはどうやって絵を保存しているのでしょう ?
(この学習のために、子どもにファクシミリを使わせてみるのもよいでしょう)
説明シートを使った実演
コンピュータの画面はピクセルと呼ばれる小さな点で縦横に区切られています。白黒の絵で は、それぞれのピクセルは白か黒の色になります。
上では「a」という字をピクセルが見えるように拡大しています。コンピュータが絵を記録するときは、どの点が黒でどれが白かを記録しています。
上の図は、絵を数字で表す様子です。1 行目を見ると、1 個の白に続いて3個の黒が並び、1個の白があります。そこで、この行には 1,3,1と書いてあります。
最初の数字は、白のピクセルの数を表しています。最初のピクセルが黒だったときは、その行は0で始まります。
ワークシートでは、子どもは今説明したやり方を使って、コードから絵を描くことができます。