ジョニーを探せ
ジョニーを探せ
概要
あるイラストの中から「はい」か「いいえ」で答えられる質問をして、相手の選んだイラストを見つけます。
できるだけ少ない回数で確実に選んだイラストを見つけるには、どんな質問をすればよいのでしょうか?
教科学習との関連
- [数と計算]数の比較:より大きい、以上、以下、未満、範囲。数の大小は小1から扱っていますが、「≧」は、数と式の領域で中1に配当されています。
- [数量関係]パターンによって数を表すこと、また高校での等比数列にも関わりを持たせることができます。
技能
- Comparing numbers and working with ranges of numbers 範囲が定まった数を扱う。
- Deduction 推論する。
- Asking questions 質問をする。
年齢
- 10歳以上
教材
ゲーム ジョニーを探せ
このゲームは二人一組で行ないます。
- ペアとなった二人に同じ「質問シート」と「イラストシート」を渡します。
- イラストシートに書かれた16枚のイラストの中から、自分の好きなイラストを選びます。
イラストを選んだら、「質問シート」の左上にある四角に選んだイラストの番号を書き、番号を隠すように折り曲げます。 - 先攻と後攻を決めます。
- 先攻の人は「質問シート」にある質問の中から、一問選んで相手に質問します。
そのとき、質問の右側にある順番の欄に質問した順番を記述します。 - 後攻の人は自分の選んだイラストの中に質問に当てはまるものがあるかを「はい」か「いいえ」で答えます。
先攻の人は必要に応じて「質問シート」右下のあいてカードのメモに○や×を書きます。
(※例:先攻「男の子ですか?」,後攻「はい」→先攻【男の子が描かれたイラストの番号に○を書く】) - 4と5を繰り返し、先に相手の選んだイラストを当てた人が勝ちです。
ジョニーを探せ
子どもたちは、1人の子どもに質問をしていきます。その子は「はい」、「いいえ」で質問に答えていきます。
16枚のイラストの中から、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をして、相手の選んだイラストを見つけます。早く見つけるためには、どういう質問をしたらよいでしょうか。
たとえば、いきなり「○○番ですか」という質問をしたとします。うまくいけば1回目で「はい」で正解するかもしれませんが、「いいえ」の場合は15枚も残ってしまいます。そして同じ質問をくりかえした場合、もしかすると最後の1枚になるまで正解しないかもしれません。
では、男の子のイラストが7枚あったときに「男の子でしたか?」という質問をしたらどうでしょう。「はい」だったら16枚のうち7枚が、「いいえ」だったら8枚が相手の選んだイラストをふくみ、いきなり残りを約半分に減らすことができます。
このように同じ「はい」か「いいえ」かという情報でも、情報には価値の高いものと、価値の低いものがあります。
では、できるだけ少ない回数で確実に選んだイラストを見つけるには、どんな質問をすればよいのでしょうか?答えは、残りが半分ずつになるような質問をすることです。そうすると、最初の質問で16枚が8枚になったとすると、次に8枚から4枚になり、4枚から2枚になり、そして最後の1枚となるので、合計4回質問をすれば必ず選んだイラストを見つけることができることになります。