みかんゲーム

みかんゲーム

概要

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たくさんの車が一本の道路を走ったり、インターネット経由で多くのメッセージをやりとりするなど、1つの資源を大勢の人々が利用するときは、互いに手詰まりになる「デッドロック」の状態になる可能性があります。これを避けるためには、協調的にものごとを進める必要があります。

教科学習との関連

  • 数学 : 論理と推論能力の育成

技能

  • Co-operative problem solving 協調的な問題解決を行う。
  • Logical reasoning 論理的推論を行う。

年齢

  • 9 歳以上

教材

  • 子どもごとに必要なもの
    • みかんまたはピンポン球 2 個
    • 名札または名前シール

みかんゲーム

導入
これは、協力して行う問題解決のゲームです。参加者全員が、自分の名前が書かれたみかんを持って終わることが目標です。

  1. 5人以上の子どもでグループを作り、それぞれが丸く向き合って座ります。
  2. 子どもは 1 文字の名前を持ちます(名札やシールに書いておきましょう)。子どもの文字を書いたみかんを 2 個ずつ用意します。ただし、1人はみかんを1個にして、いつも誰かの片手があいているようにします。
  3. 子どもに、みかんをランダムに配ります。1 人を除き、全員に2つのみかんを持たせます。
    その結果、1つだけ持つ子どもが 1 人います。(最初はどの子も自分の文字が書かれたみ
    かんを持たないようにします)
  4. 子どもは隣同士でみかんを手渡し、自分と同じアルファベットが書かれたみかんを全員が
    持つまでそれを続けます。手渡すときのルールは以下の 2 つです。
    a) 1回に相手に手渡すみかんは1つだけです。
    b) すぐ隣の人の手が空のときだけ、みかんを手渡すことができます。(つまり、隣の人にみかんを手渡すことができる子どもは1回に 1 人だけです。)

子どもはすぐに、「自分がみかんを手に入れたら他の人にみかんを渡さなくなる」ような欲張 りでいると、ゲームが終わらなくなることに気づきます。このとき、だれかがゲームで「勝つ」 のが目的ではなく、全員が自分のみかんを持ったときパズルが解けるということを話してきか せる必要があるかもしれません。

振り返りの議論
子どもは問題を解決するために、どのようなアイデアを用いましたか ?
実生活ではどのような場所でデッドロックを体験するでしょうか ?(交通渋滞、野球の塁と走 者、大勢が出口に向かう様子など)

発展学習
グループの人数を変えて試してみましょう。

  • 子どもに新しいルールを考えさせてみる。
  • 話し合いをしないでやらせてみる。
  • 他の形を試す。
    • 一直線に並ぶ
    • 一部の子どもは 2 人以上の隣がいるようにするなど

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