時間内に仕事を終えろ

概要

コンピュータがいくら速くても、問題を解決できる速さには限界があります。スピードを上げる1つの方法として、問題をいくつかに分けて複数のコンピュータで処理する方法があります。この章では、同時に複数の比較を行う並び替えネットワークを扱います。

教科学習との関連

・[数と計算]数の比較:より大きい、以上、以下、未満、範囲。数の大小に関しては小1から扱っていますが、学習指導要領で「≧」は、数と式の領域で中1に配当されています。

技能

• Comparing 比較する。
• Ordering 順序付ける。
• Developing algorithms アルゴリズムを開発する。
• Co-operative problem solving 協調的な問題解決を行う。

年齢

• 7 歳以上

教材

• 外でのグループ活動に必要なもの
  • チョーク
  • 6 枚のカードが2組複写用シートを切ってカードに貼ります PDF
  • ストップウォッチ

• バリエーション　PDF
• 解説　PDF

並び替えネットワーク

まず、地面に子どもが歩けるくらいの大きさでこのネットワーク図を描きます。教室では、大きな紙かシートを使うとよいでしょう。

指示
この活動では、並べ替えネットワークを使ってコンピュータがでたらめに並んだ数字をどの ように小さい順に並べ替えるかを学びます。

1. 6 人のグループを作りましょう。1 度に 1 個のグループしかネットワークを使えません。
2. グループのメンバーは1人 1 枚ずつ、数字が書かれたカードを持ちます。
3. グループのメンバーは、ネットワークの描かれたコートの左側に立ちます。カードの並びはランダムです。
4. 線に沿って歩きます。○のところで、他の友達が来るまで待ちます。
5. 友達が○のところまできたら、あなたのカードと友達のカードを比べてみましょう。小さい方のカードを持っている人は、左の線にそって進みます。大きい方のカードを持っている人は右の線に沿って進みます。
6. 端までいったとき、あなたは正しい位置にいますか。

間違ったらもう一度最初からやり直します。ネットワークの接点での操作、例えば小さい方 が左へ、それ以外は右へ流れるということを理解できているか確認しましょう