出発進行

出発進行

概要

コンピュータは普通、「言葉」でプログラムされています。その言葉は、コンピュータが理解 できる言語で書かれています。プログラミングでイライラすることの1つは、意味のない結果 が出る場合でも、コンピュータは常に言葉の指示に従うことです。この章では、プログラミングのこんな場面を子どもに経験してもらいます。

教科学習との関連

  • 国語 友だちのことばを聞く

技能

  • Giving and following instructions. 命令を与える、命令を理解する。

年齢

  • 7 歳以上

教材

  • 先生に必要なもの
    • PDFに示したような、絵が描かれたカード filePDF
  • 子どもごとに必要なもの
    • 紙と鉛筆、定規

出発進行

はじめに
人が指示通りに動くことが良いことなのかを話し合いましょう。 たとえば、もし君が閉まっているドアを指さされて「あのドアを通り抜けなさい」と言われたらどうする?

コンピュータは与えられた命令の通りに動きます。たとえ意味がないことでも!

実演の例
これらの指示で子どもが絵を描けるかを見てみましょう。

  1. ページの真ん中に点を描きなさい。
  2. ページの左上端から中央の点を通って、右下端に向かって直線を引きなさい。
  3. ページの左下端から中央の点を通って、右上端に向かって直線を引きなさい。
  4. ページの左側にできた三角の中に自分の名前を書きなさい。

その結果は、こんな感じになります。
画像の説明

活動
子どもを 1 人選び、絵を与えます。その子どもは、クラスの子どもが 描くために絵を説明します。子どもは、指示を確かめるための質問をしてもかまいません。ど れくらい早く正確に伝えられるかが目的です。

この練習を繰り返しますが、今度は、子どもは質問をしてはいけません。子どもは多くのこ とを長く覚えていられないので、簡単なイメージを使うのがよいでしょう。

次に、スクリーンの後ろに指示を出す子どもを隠してやってみましょう。質問はさせません。 それで、指示(命令)だけが相手に伝わります。

この形のコミュニケーションは、プログラマがプログラムを書くときと似ていることを伝えましょう。彼らは、コンピュータに一連の指示を送りますが、実行してみるまでその結果はわかりません。

子どもに絵を描かせて自分たちの指示を書かせましょう。2 人組かクラス全体でやってみま しょう。

バリエーション

  1. 紙飛行機を作るための指示を書きましょう。
  2. 「1 メートル 歩く」「90 度 左回り」「90 度 右回り」のような指示を使って学校の中の秘密の場所にたどり着く方法を書きましょう。 子どもは、自分たちが考えた結果になるまで、指令が正しいかをテストして言葉の意味を 考える必要があります。
  3. 目隠しゲーム。目隠しした子どもに、教室の中で進む方向を指示してみましょう。

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